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プレアデスから来ました。

プレアデスから来ました。

第二章ー知識のヨーガ

第二章ー知識のヨーガ(昨日の日記の続き)

統制のない心は
アートマンの存在を知らない
だからアートマンを瞑想できない
瞑想なくして平安はない
平安なくして幸福はない

水の上を吹く風は
船を走らせる
さまよえる感覚の風は
人の心を翻弄し
分別を運び去る
感覚を封じ込めたとき
私は彼を啓明を得た者と呼ぶ

自己を支配した者は
アートマンの知識に目覚める
無知なる者にとっては
それは暗い夜である
無知なる者は感覚の世界に目覚め
それを昼の光と考える
賢者にとってそれは暗い夜である

水はたえず大洋に流れ入る
しかし大洋は動揺しない
願望は賢者の心に流れ入る
しかし賢者は動揺しない
賢者は平安を知っている
自己の欲望をかきたてる者は
決して平安を知りえない
願望を忘れた者が平安を知る
そこには渇望もなく
自我や高慢もない

これが啓明をえた
ブラーマンの状態である
ここまでくれば妄想に戻ることはない
死ぬ瞬間にあっても
彼は光明の中にある
彼はブラーマンと一体である


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